時事☆放談

時事☆放談『浅田真央選手の引退とありがとう』

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今日の時事☆放談。

世界のスケート界を牽引してきた、日本のフィギュアスケート選手

浅田真央選手が引退を表明し、本日記者会見を行った。

 

織田信成さんが会見で号泣していたが、これで

「バンクーバーオリンピックに出場した、鈴木明子さん、高橋大輔さん、

小塚崇彦さん、僕、安藤美姫さん、全員が引退した」のだという。

 

日本人で真央ちゃんのことを嫌いな人はおそらくいないだろう。

卓球の愛ちゃんと同じく、小さいころから天才少女としてメディアに

取り上げられていて、成長すると名実共に世界のトップアスリートとなった。

 

26歳といえば大人の女性だが、つい真央ちゃんと、ちゃん付けで呼んでしまう

その愛くるしさや思わず応援したくなる雰囲気。

小さな体で果敢にトリプルアクセルに挑戦し、成功したら

「おぉ〜〜!!!!」

または失敗して転倒!「ああっ!」

テレビを見ながら日本中が一喜一憂したと思う。

まさに国民の娘であり、妹であった。

ジャンプに失敗して立ち上がるときは思わず「がんばれっ」と拳を握ったし、

競技終わりのインタビューでしっかりとした受け答えに「うんうん」とうなずいた。

 

女手ひとつで小さなころから舞、真央両選手をスケート選手として支え続けたお母さん。

最初はその美貌もあって注目されたが、選手としての限界を感じたころに

一番身近なライバルである妹に圧倒的な差を見せつけられた姉の舞さん。

母親の期待は自分から妹に移ってしまったという見捨てられたような気持ち。

真央さんが順調に力を付け世界で戦う中、自暴自棄になり髪を染めて

夜遊びする舞さんにお母さんは「真央の邪魔になることだけはしないで」

と言ったという。

自分のために三人の絆がぎくしゃくしたことを真央さんはずっと悩んでいた。

天真爛漫に見えた笑顔の裏で。

 

そしてそのころ、お母さんが47歳の若さで亡くなってしまう。

カナダにいた真央さんは急遽帰国したが、最期には間に合わなかった。

その次のシーズン、舞さんは真央さんのサポート役として海外練習に

同行した。そして姉妹で過ごす中、真央さんが舞さんに「ずっと寂しかった」と

言い、二人は絆を取り戻したという。もうこの辺りで2人の心中や背景を思うと

涙無しではいられないが、それからは本当に仲の良い姿をたびたび見ることになる。

 

26歳で人生のファーストステージにひとまず幕を下ろし、これからどんな第2の

人生を送るのか、国民は温かく見守っている。スケート自体をやめるわけではない。

アイスショーなどでまた滑る姿を見ることができるはずだ。

日本では馴染みが無いが、欧米ではフィギアの競技選手が現役を引退した後は

アイスショーなどエンターテインメントの世界でいっそう活躍するのが通例だ。

ショーは観客もたくさん入るしテレビ放映もされ、収入的には競技選手のころを

上回ることも多いという。

 

先月末に発売された

浅田真央・リカちゃん人形セット(記念フレーム切手セット付)。

郵便局の企画で記念切手とのセット、予約注文で12,000円。

今予約して、届くのは11月というちょっと気の長い話だが、

引退記念にと購入が殺到しているらしい。

 

スポーツ選手が自分の判断で引退を決意するのはいつでも

見ている方はせつない気持ちになる。まだできる、いやもう十分だよ、と。

真央ちゃんのスケートにはドラマがあった。うまくいっても、いかなくても。

それがスポーツ。それが人生。

楽しいスケートを見せてくれてありがとうという気持ちでいっぱいになった。

 

2017/04/13 追記

会見で真央さんは涙を隠して後ろを向いた。涙を見せないというたしなみ。

グッとくるものがあったが、姉の舞さんも、妹の引退についての会見で、

同じように後ろを向いて涙を隠したのだ。やはり姉妹というべきか、

あるいはお母さんなどがそういうように育てられたのだろうか。

これだけ情熱を掛け続けてきて、引退するのだから泣いたってかまわない。

むしろ涙を欲しがっているカメラもある。

芸能人ならばそれも含めて見せ場だと、おおいに涙を見せるだろう。

けれど浅田姉妹は後ろを向いて涙を見せまいとした。

そこに彼女たちの正道、サムライスピリッツを感じた。

 

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2017-04-13 | Posted in 時事☆放談No Comments » 
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