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週刊ポストのイラストレーション9

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小学館週刊ポストの短期集中連載イラストカットを

描いた第9回の号が発売になりました。

政治経済の難しい内容をユーモアを交えて描いて欲しいという

とっても楽しいお仕事です。

以前10年以上、EXAMINER誌で時事放談イラストカットを

やっていたので、こういうの、実は得意です。

 

1509shukanpost09

 

自分の国のことなんだけど、自分が作った借金じゃないし、

だけど孫の世代に莫大な負の遺産を残すのか、なんて気にはなっている。

世界第三位の経済大国が何でこんなに借金を抱えているの?

という、日本国の借金問題ですね。

 

安倍首相と麻生さんがお札の入った借金のリュックを背負っているが

苦笑いで「大丈夫!」と言っているところです。

リュックが「MADE IN JAPAN」なのと「借金」の日の部分が

日の丸になっているところがワンポイントです笑。

 

借金が「MADE IN CHINA」だったらいいんですけどね(コラ)。

 

昔から日本人は倹約が美徳、世界一貯蓄する民族だと言われてきました。

天候に左右される農耕民族であるがゆえ、

また厳しい冬を乗り越えて生きていくために「蓄える」というDNAが強いのかもしれません。

たとえ「宵越しの金は持たねえ」江戸っ子であっても、奥方がしっかりと

財布のひもを握り、貯蓄してきたのです。

 

日本人は賭け事を嫌い、投資よりも堅実に貯金することを好みます。

金融機関に預け入れの無い貯金、いわゆる「タンス預金」は

30兆円とも、50兆円とも言われています。

 

安部さんと麻生さんが背負っているリュックの中には

借金1000兆円が入っており、それに対して日本全体の貯蓄額は

1400兆円ともいわれます。マイナンバーが正しく機能して

架空名義口座の残高や、手つかずのままのいわゆる休眠口座の残高が

明らかになれば、その額はもっと膨らむかもしれません。

 

そういった莫大な潜在資金があることがわかっているから、

借金がどんどんふくれあがって900兆円から1000兆円の大台に

…となっても、どこか人ごとなのかもしれませんね。

 

しかし日本人は選挙に行かないのとあまりお金を使わない傾向があり、

特に高齢になるほどその傾向は顕著に表れます。

しばらくの間は、特効薬は無し、借金がどんどん膨らんでいくのを見ているしか

仕方がないのでしょうか。

 

石油に変わる天然エネルギーなどの次世代エネルギーや

自動車や新幹線、ロケットや衛星などの科学技術分野、

再生医療などの遺伝子分野など、

日本が世界をリードできる要素はたくさんあるのに、それを

国家としてのビジネスに結びつけることがどうも苦手です。

 

質素、倹約は確かに美徳ですが、一方で日本人の年間の募金額は

欧米人に比べ10分の1です。もっと募金しろと言うわけではありませんが、

ただ貯蓄するだけでは、質素、倹約の本来の意義を果たせていないのではないかと思えます。

 

日本人の意識が少しずつ変わって、皆がもっと有意義にお金を使うことができるようになり、

国内をお金が回るようになって初めて借金問題の解決の糸口が見えてくるのかもしれませんね。

 

直近では、それは東京オリンピックなのでしょうか、やはり。

来年の消費税増税の可否も気になるところです。

 

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2015-11-24 | Posted in WORKNo Comments » 
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