時事☆放談
時事☆放談『マスク会食』

我慢の3連休に、静かなマスク会食を。片側を持って静かに外して食べる。
管総理「私も今日から実践します」
田村厚生労働大臣「フェイスシールドで食事を」
ホリエモン「コントでしかない、、、」
政府の分科会の尾身会長もやってみせていた、食事の席についても基本マスクは付けたままで、食べるときだけ片手でマスクをぴらっと外して、もう片手で料理を口に運ぶ、いわゆる「マスク会食」。
賛否はあるが、いや、否というか、マジか、そこまでやるか、、という声がほとんどかな。自民党の誰かが「パンツをはいたまま用を足すようなものだ」と言ったらしいけれど、用を足すときにはずらすでしょ笑。
それなら、店側がフェイスシールドや、フードシールド(食べることを前提に、口の部分だけ開くようになっていたり、ガッチャマンのマスクみたいに口とシールドの間の距離が大きいもの)を用意してくれたりできないものか。その
フェイスシールドは10個入りで2,000円程度。なかなかそれを付けて会食に向かうというのは恥ずかしく、かといって持ち運ぶのにも大きさがあるので、店で用意してあるとたいへんありがたい。費用は誰が負担するのかは、議論の余地があるけれど。
いまや財布や乗車券代わりになっているスマホを忘れてしまうと身動きが取れないので、あわてて取りに帰らずにはいられないが、
同じようにうっかりマスクをし忘れて表に出てしまうと、ダッシュで取りに帰るか、あきらめて近所のコンビニやドラッグストアで購入するハメになる。その際ノーマスクの顔面に、道行く人の冷たい視線が突き刺さる(ような気がする)。なんてこった。ミスった、、一刻も早くマスクを付けないと視線に殺されてしまうかもしれない、、ような気になる。
2人以上の会食にはコロナ禍がはじまって以降行っていないが、当然のように入店時にはマスク着用、なんなら店員さんへの注文時や精算時、席を立つトイレの時にもマスクを着用することもある。同じようにそうしている人も多い。みなさんが、自分にできる範囲で気を遣っているのがひしひしと伝わってくる。
そうなると入店してから店を出るまでには、マスクをなんども付けたり外したりすることになる。いちおう自分の汚れ物だとすると、テーブルに出しっぱなしというわけにも行かないので、手元、膝元にマスクを置いておくために、マスクケースや、帽子(帽子の中にとりあえず入れておく)は必須だ。
そんな状況ではあるが、日本でも第3波がやってきたようだ。GO TOトラベルキャンペーンを一時停止、Go To Eatも予算に達して予定より前倒しで終了となる見込みだ。経済を回すことと、感染拡大を防ぐことは、わかってはいたが、非常に難しい。
街からお年寄りの姿は消え、近所ではスーパーやドラッグストア以外ではほとんど見かけることは無い。聞くと、4月の緊急事態宣言からステイホームを続けているのだという。
中にはGO TOトラベルキャンペーンで孫と近場で有馬に行ってきた!なんて方もいらっしゃったけれど、たいていのお年寄りは友達にも会わず、サークルもゴルフも休んで、なんなら定期的に通っていた通院さえも控えて、ただじっと家にこもっているらしい。閉じこもってばかりだと気分が滅入るので、近所を散歩したり。日用品の買い物が息抜きだなんて。
感情を制御する機能が低下して、抑制が効かなくなってあちこちで怒りをぶちまける、いわゆる暴走老人なんて呼び方が話題になったが、たいていのお年寄りは我慢強い。そして焦らず待つことを知っている。
コロナ禍の直前、両親と姉弟で集まって回転寿司を食べた。ギリギリのタイミングだった。それ以来、会っていない。きっと世界中でそんな人も多いだろう。ワクチンは早くて来春〜夏か、来夏〜秋という。とは言え、隅々まで行き渡るにはもう少し日数が必要だろう。来年の今頃には円卓を囲んで向かい合い会食をすることができているのだろうか。